スポンサーリンク

集団免疫とは現代の『うば捨て山』高齢者、弱者は切り捨て。

未分類

最近、自粛疲れから集団免疫を推す動きが出てきています。まず集団免疫について説明。

集団免疫とは、ある感染症に対して集団の大部分が免疫を持っている際に生じる間接的な保護効果であり、免疫を持たない人を保護する手段である。多数の人々が免疫を持っている集団では感染の連鎖が断ち切られる可能性が高く、病気の拡大は収まるか緩やかなものとなる。あるコミュニティにおいて免疫を持っている人の割合が高ければ高いほど、免疫を持たない人が感染者と接触する可能性は低くなる。

Wikipediaより抜粋

さらに詳しく知りたい人はWikipediaで確認してください。

集団免疫 - Wikipedia

免疫を獲得する方法としてはワクチンの予防接種によって獲得する方法と、感染によって免疫を獲得する方法があります。

前者のワクチンについては副作用などがありますが賛成です。後者の感染によって免疫を獲得する方法には反対です。

感染によって免疫を獲得するとは、言わばノーガード戦法です。感染したら高確率で命を落とす持病のある人、高齢者は別に死んでも良いというやり方です。

この方法は経済的損失は低く、死ぬのは働いていない高齢者や持病持ち。高齢者の為に国は介護や年金など多く支出しています。

この人達は死んでも構わない、むしろ死んでくれた方が良い。それよりも自分たちの自由や経済の方が大事という本音を隠して集団免疫を推す動きが出てきています。

スポンサーリンク

スウェーデンでの集団免疫作戦

スウェーデンは外出制限、飲食店などの制限をせずに集団免疫によってコロナと付き合っていく方法を選びました。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200420-00010026-encount-soci

この作戦が成功してスウェーデンは集団免疫を獲得しつつあると報道がされていたのですが、アメリカのトランプ大統領がこんなツイートをしました。

こんなデータもあります。スウェーデンでのコロナでの死者2586人の年代別の割合です。

Statistic: Number of coronavirus (COVID-19) deaths in Sweden in 2020, by age groups (as of April 30, 2020) | Statista
Find more statistics at Statista

高齢者の死者が圧倒的に多いです。もし、日本で同じことをやれば同じように高齢者が犠牲になるでしょう。

高齢者を切り捨てるやり方をしているスウェーデンには昔話のうばすて山を教訓にして欲しいです。

日本とヨーロッパと違うと思うかもしれませんが、ヨーロッパにもうばすて山と似た話があるそうです。

集団免疫のデメリット

免疫持続期間

コロナウィルスに感染して治った人は免疫が出来てもう感染しないと思っている人が多いと思います。集団免疫支持派の人がミスリードしようとしているからもあると思います。

はしか、おたふく風邪、水ぼうそうなどは一度免疫を獲得したら一生、免疫が持続します。

インフルエンザ、ポリオ、デング熱などは数カ月から数年。インフルエンザワクチンの免疫持続期間が大体3~5ヶ月くらいなので、毎年予防接種を受けるはめになってしまうのです。

ヘルペスウイルスなどはかかったら一生付き合っていくことになります。

コロナウィルスははしか等のように一生免疫は持続しないだろうと言うのが大多数の科学者の意見です。それはコロナに近いSARSの免疫持続期間が2~3年と言われているからです。

もし、ヘルペスみたいに免疫回避機構があればコロナと一生付き合っていくことになります。

変異

コロナウィルスは14日か15日で変異するという研究結果が出ています。

https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20200428-00175783/

変異して強毒性、感染力の強いウィルスに変異したら取り返しのつかないことになります。下手に感染者を増やして変異の確率を上げるのは得策ではないと思います。

日本での集団免疫

Twitterで#集団免疫で検索すると分かるのですが、若者や経済活動を再開したい人達を中心に集団免疫を推す動きが加速してきています。

そんなに言うんだったらまず自分達だけでやってほしい。医療崩壊につながるから宿泊施設を貸し切ってその中で感染してもらいたい。重症化した人は運が悪かったと言ってそのまま放置で。

自分は若いから死なない、パチンコに行きたい、遊びに行きたい、お金を稼ぎたい、自分勝手な人間ばかり。

そんな人間はいざ自分が感染したら都合の良いことを言い出します。

経済活動の再開

そうは言っても経済的に苦しい人も多いと思います。感染者の多い地域の道路を封鎖して、感染者の出ていない地域の経済活動を再開するのがベストなのではないかと思います。

全員でダラダラ自粛していたら経済的に死ぬしかない人が出てきてしまいます。

経済活動はやりつつ感染を封じ込めるのが理想では無いでしょうか。

最後に

コロナの感染が始まった当初の

「コロナは人から人に感染しない。」「コロナで若者は重症化しない。」「コロナで死ぬ確率は低い。」「若者は感染しても無症状」

こんな噂をたくさんの人が信じた結果が今の感染者の多さだと思います。

そして今は、「免疫が出来れば2度と感染しないから自粛は止め経済活動を再開すべきだ」という意見が広がっていっています。

免疫が出来ても一生持続しない可能性の方が高いこと、集団免疫は高齢者を大量に殺すことになるのを知って欲しいと思いました。

このブログを見た人は、集団免疫という言葉に踊らされて自ら感染しに行ったりしないようにしてください。。

コメント

  1. めすきーた より:

    流石のはにおさん!
    スウェーデン国内からも死者の多さに反発もでているようですね。
    うばすてやまの昔ばなしも何かじーんと来ました。
    世の中、高齢者と若者を分断させるような記事が多いように感じます。
    多くの人にこのブログを読んでいただきたいと思いました。

    • はにお はにお より:

      いつもコメントありがとうございます。
      確かに高齢者と若者の仲を悪くさせるような、煽るような記事がありますよね。
      みんなが思いやりの心を持ってくれれば、コロナでの死者も減らせると思います。
      頑張って何とか乗り越えられると良いと思います。

タイトルとURLをコピーしました