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日田、工房黒船屋の創作人形展が開催されます

日田 くろふね屋 久津媛日田

はにおが2週間くらい前に書いた中華料理屋さんの記事。

これのコメント欄に日田市で創作人形を作っている黒船屋さんからコメントが寄せられました。内容は会ってみたいという内容でしたが、はにおは警戒心が強く自由にやるのが好きなので誰かと会うつもりはありません。

断るつもりでいましたが、その前に黒船屋さんのブログを見てみました。優しく繊細な人形達で、これを作る人は悪い人じゃないはずとはにおは思いました。

工房 黒船屋
その人形には色彩(いろ)が溢れています。愛が溢れています。

ただ、コメント書いた人と人形作っている人は別の人なんじゃないかと何となく感じました。

はにお
はにお

お店に会いに行ってみよう

場所は市営駐車場の真正面。迷うことは無さそうです。

日田 くろふね屋

外観はこんな感じです。帰る時に撮影したのでもう暗くなっています。

日田 くろふね屋

外からも人形が見えます。

日田 くろふね屋

普通の家みたいで中に入るのに少し勇気がいります。

日田 くろふね屋 吉祥天

中に入ると人形が2体お出迎えしてくれます。この2体はフランスで行われたジャパンエキスポに出展されていた人形で、パリから帰ってきたばかりです。

ギャラリー内は土禁なので靴を脱いでスリッパに履き替えましょう。

お店の奥からご主人が出てきて

黒船屋さん
黒船屋さん

今、人形展前で立て込んでいるので11月30日からの人形展にに来てくれませんか?

はにお
はにお

あのー、はにおですけど・・・

ご主人ははにおのことを太っている人を想像していたようでビックリしていました。コメントを書いたのはご主人だったそうです。

はにおだと分かると大歓迎でコーヒーや羊羹まで出してくれました。今回はお店の許可もあるので気兼ねなく写真撮りまくりです。

日田 くろふね屋 人形
日田 くろふね屋 人形

これはご主人が制作したもので、他の人形はほとんど奥様が作られている物だそうです。

日田 くろふね屋 人形

奥様が人形本体で、飾りをご主人が制作しているそうです。

旅館などに飾られているのを見て、同じような物を作って欲しいというオーダーも入るそうです。

オーダーだと気に入ってもらえるか不安で仕方ないそうで、何回も作り直して時間がかかってしまうそうです。

日田 くろふね屋 人形

元々はひな人形を多く作っていたらしいのですが、最近は小さい物を主に作っているそうです。

奥様がミニマリストでいらっしゃるそうで、自分が作っている物と自分の考えの矛盾から制作できない時期もあったそうです。だから、小さい物を今は作っているみたいです。

日田 くろふね屋 人形

作った時期によって作品のテイストが結構違います。

日田 くろふね屋 人形
日田 くろふね屋 人形

少し前に縄文展に行って来たそうなので、小物などは影響を受けたのではないでしょうか。

日田 くろふね屋 土偶

壁掛けの土偶はご主人が作ったと言ってました。

日田 くろふね屋 土偶

これはどちらが作られたのでしょう?完全に縄文展の影響を受けた作品ですね。

日田 くろふね屋 久津媛

この作品は鏡を3つ持っていて、金銀錯嵌珠龍文鉄鏡を持たせているそうです。

はにお
はにお

金銀錯嵌珠龍文鉄鏡 ってなんだ?

困った時のWikipedia

金銀錯嵌珠龍文鉄鏡 - Wikipedia

日田市で出土された国の重要文化財の鉄鏡で、三国志の曹操の墓に入っていた鉄鏡と同型の物らしいです。そんな凄い物が日田なんかにあるはずないから話題になりました。日田市が邪馬台国だった説もあります。

黒船屋さんはこれまでずっと大手の百貨店やギャラリーで人形展をしてきたそうです。日田でやると知り合いが付き合い来たり、気を使わせるのが悪いと思って遠くでやっていたそうです。

しかし、輸送や宿泊のコスト面や1日中立ち続ける体力面からも今回初めて日田の店での人形展を計画したそうです。

工房黒船屋創作人形展

会期: 令和元年11月30日~12月10日

時間: 午前10時~午後5時

会場: 工房黒船屋ギャラリー 

お問い合わせは 090-9079-6382にお願いします。

今回、人形がいくらくらいするものなのかゲスな質問もしてみました。

安い物だと桐の箱に入って1万円くらい。聞いた中で一番高い物だと30万円くらいするようでした。

人形師が直接売ってる分だけ都会で買うよりはかなり安いです。大きめの人形は都会よりもかなり安い印象でした。

奥様は芸術家気質なので細かいところが納得いかず、隠している人形もかなりありました。竹久夢二の美人画の人形などは隠しておくのはもったいないと思いました。言えば出してくれるかも。

今日は人形展前で忙しい黒船屋さんの制作の邪魔をしに行って来ました(笑) 奥様の繊細な感性は共感が持てる部分が多く勉強になりました。人形展を見るだけなら無料なのでぜひ観賞しに行ってみてください。

コメント

  1.  「工房 黒船屋」 より:

    はにおさん、今日は訪ねて来て下さってありがとうございました。
    最初はお断りしたのに はにおさんだと分かった途端、手の平を返す様に招き入れたので 印象が悪かっただろうなぁー・・・と、反省しきりです。(制作出来る日が3日程しか無くとても焦ってましたので・・・)
    普段、工房からあまり出て来て接客する事のないカミさんが、珍しく出て来てビックリするくらいお喋りしてくれたので救われました。(あの人と会話してると和むんだそうですよ?)
    帰り際に「写真撮ってもいいですか?」と言ってくれたので、はにおさんが帰られた後 二人で「ひょっとしてブログに載せてくれるのかなぁ~?」とワクワクしながら話してたんです。

    食事が済んで ひとしきりはにおさんの話に花が咲いたのですが、ご承知の様に風邪気味であまり調子が良くなかったので、10時前には「今日はもう作らないで寝るね」と自室へ引っ込んでしまいました。
    明日の朝一番に、何にも云わずにはにおブログを見せてやろうと思ってます。
    本当にありがとうございました。とても嬉しいです。会期中も時間がありましたら是非お顔を見せて下さい。

    ps.《金銀錯嵌珠龍文鉄鏡》のウィキペディアを掲載して下さってありがとうございます。私の技術ではとても出来ませんので! 卑弥呼の持ち物(?)だったかも知れない唯一無二の鉄鏡が日田から出土した・・・という事実を、たくさんの人に知って頂きたかったから。

    作品展が終わったら又お話したいです。

    • はにおはにお より:

      こちらこそ昨日はありがとうございました。貴重な話を聞くことが出来ました。
      ブログ読んでいたので忙しいことは分かってましたから印象は悪くありませんでしたよ。店が開いてるかどうかも分からずに訪ねて行ったので開いていて良かったです。
      奥様は体調があまり良くない中だったので逆に申し訳なかったですね。今が制作の追い込み期間だと思うので頑張ってください。
      作品展が終わって体調の良い時にでも、またお話出来ると良いですね。

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